スタッフブログ

2025.02.18

wallstat

おはようございます!

先日UPしたインスタのリール閲覧数が今日時点で1.9万という数字に驚いている中桐です。

(#内容は分譲地紹介ですが、やはり空と太陽は強い…)

さて、今日は計画中のお客様のお家にwallstatシミュレーションをかけたので、そのお話を少し。

弊社では地震対策として、許容応力度計算による耐震等級3制震ダンパーの設置、それから今日のお話のwallstatの3つを行った上で建築しています。

まず、大前提として、この地震大国である日本において耐震等級3は必須だと考えています。

理由を端的に言うと、命を守る為です。それは家族や自分の命だけではありません。

↑これはよく見る資料ですが、熊本地震の際の建物被害状況です。

見ての通り耐震等級3の家は全壊・倒壊は0です。しっかりと実証されています。

想像してみてください。

例えば道路沿いに家があったとして、その家が地震で倒壊して道を塞いでしまいました。

その道を通るしか逃げ道がない場合、その地域で被害にあった方は孤立してしまいます。

道を通れないということは救助にも容易に入ってこれないということです。

実際の被災地ではあった話で、ここ倉敷周辺では何かしらの迂回路があると思われるでしょうが、どの道路沿いにも家が建っています。決して他人事ではないと思います。

また、津波が来る場所ではどうでしょう。逃げるのが遅れるということは直接命に関わります。

もちろん道路や交通網自体が破断することもあるでしょうが、少なくとも家や建物が倒れなければ塞いで通れないという事態は避けられます。

また倒壊しなくとも、その後に住み続けられなければ結果壊して建てる、又は住み慣れた街を引っ越すことになります。

地震保険も基本的に保険額の半分しか出ません。(#特約は有りますが)

地震による瞬時の救命はもちろん、長期的に考えてもこれからの家は必ず耐震等級3は確保すべきです。

既存の家も全てとは言えませんが、耐震補強により等級3レベルまで引き上げることも可能です。

大きな地震がある度に話題になりその時はメディアも取り上げるので気運が高まりますが、次第に危機感が薄れて結局何もせず終わることを何度も繰り返しています。

今では十分に地震に備えるしっかりとした技術や知識、経験を持っているビルダーは増えてきていますので、地震対策していきましょう。

さて、前置きが長くなりました…(笑)wallstatです。

wallstatとは時刻歴応答解析という一種の構造計算シミュレーションのことで、簡単に言うと今まで実際にあった阪神淡路や熊本地震の地震波、又は想定される震度6クラスの地震で計画中のあなたの家を揺らしてみる。それを見える化して検証し弱い所を補強するというものです。(#使い方は色々で、より詳しく知りたいという方はこちらこちら。)

実際見た方がわかりやすいかと思うので、↓こんな感じです。※動画です。

画面左がx方向すなわち左⇔右の揺れ、右がy方向で手前⇔奥の揺れに対する動きです。

(#ちなみにこの動画はちょっと専門的ですが極稀地震の1.28倍の地震波を加えています。)

色がグレー⇒黄色オレンジ倒壊。という流れで段階的に変わっていきます。

耐震等級3で計画し、wallstatで揺らしてみて赤色になるところは補強し、その状態で最後にもう一度許容応力度計算をかけ耐震等級3を確実に担保するといったことをいつも行っています。

間違えてはならないのがこの3つの順番です。

あくまでもしっかりと構造計算された耐震等級3の家というのがまず何よりも1番です。

その上で制震ダンパーを設置し、最後にwallstatで確認し補強です。弊社ではそう考えて使っています。

ちなみにwallstatはフリーで使えますが、講習を受けマスターの資格を持っている方にお願いしましょう。

↓これです。※リンクあり

もちろん自然相手ですので、これをしたから絶対大丈夫というものではありません。

ましてや各地の実際の地震波とはいえ、地域が違うので地盤の強弱のこともあります。

ただ少なくとも想定できることには可能な限り備えるといった意識が大切だと思います。

今後はその建築地での地盤の良し悪しをより精度を上げ反映させていきたいと考えています。

(#微動探査という機械を使います。そのあたりはまたの機会に)

では、素敵な一日を!