スタッフブログ
2025.03.10
パッシブハウス・ジャパン全国大会
おはようございます!
以前10年ほど東京に住んでいたのですが、朝の通勤ラッシュの洗礼をすっかり忘れており、久しぶりに満員電車で圧縮されながら移動した中桐です(笑)(#これに毎日乗っていた昔の自分を褒めてあげたい…)
ということで、3月6~7日と東京でPHJ(パッシブハウス・ジャパン)の全国大会に参加してきました。
この全国大会は名前の通り全国のPHJの会員が年に1度、一同に会し意見交換や現在地確認をする場所です。
私は初参加ですが今年で15回目ということで約200人近い方が参加されていました。
あの日のあの場所がおそらく日本国内で最も熱の逃げない「知」と「技」の集積地だったと思います(笑)
内容としてはPHJの活動報告や会員さんの事例報告や基調講演、それからECO-HOUSE AWARD2024の表彰式へと続きました。
このECO-HOUSE AWARDはエントリーされている家が全てパッシブハウスで、しかも1年間の実測データ付きという温熱マニアにはたまらないアワードって感じですが、これもきっと当たり前になっていく、いかなければと思います。
おそらく現状では国内で応募のハードルが最高レベルに高いAWARDだと思います。(#いや、間違いない…笑)
次回開催は2026年で、2年後ですので必ずエントリーしてあの場所に立とうと心に決めました。
賞が云々ではなくて、その賞の発信によって各地域でのパッシブハウスレベルの家の普及や妥当性を伝える一助になるのでは、という思いからです。
ですので今建築中のモデルハウス(パッシブハウス認定予定)でのエントリーはもちろんですが、モデルを見て体感して頂き、その良さ…というよりはパッシブハウスがもたらす日々の暮らしの変化や可能性を感じて頂けた方と、楽しみながら一緒に家づくりしエントリーしたいというのが私の気持ちです!
ということで、モデルハウスではない、私のパッシブハウス第1棟目のオーナーさん大募集中です!
(#わかってます。そんなに簡単ではないこと、でも動かないと始まらない!)
※画像:国連広報センターブログより
今はまだ国内に100棟ほどしかないパッシブハウスですが、これから加速度的に増えていくと私は考えています。
なぜなら、本物だから。
事実パッシブハウスはここ5年で50棟から100棟へ倍増しています。
「高断熱・高気密・高耐震」という言葉やSNS映えが先行し、実態が伴わない「なんちゃって高性能」の蔓延で本物を見失いそうな(#とういうよりは見分けがつきづらい、それは私達の力不足でもあります…)今の住宅事情。
例えば断熱等性能等級6や7(G2やG3)の断熱性能なのに、夏暑く、冬寒い、月々の電気代がかなり高いとか。そんな話がこれから徐々に表面化してくると思います。Ua値やC値をクリアすることだけに目的を置いてしまうとこうなってしまいます。どこまで適正化された設計施工ができるかは、私達ビルダーの技量にかかっています。
ではどうやってそれを見分けるか?
その技量を図る物差し・指標の一つとしてパッシブハウスを建築できるビルダーであるかどうかが挙げられると考えています。もちろんパッシブハウスが全てではないですが、分かりやすい明確な目安の一つにはなるかと思います。
本物の性能の上に、本物の暮らしの豊かさはあります。
その時にその土地(敷地)に合わせ1棟ずつ日射の遮蔽や取得等のコントロール、周辺建物の影や建築する建物の向き、窓の位置やサイズ、熱橋の影響、換気や空調計画などなど、しっかりとしたエビデンスのある知識や技術、経験が必要なパッシブハウスはこれから必ず注目されます。
なぜなら、本物だから。
私はそう考えて、それを分かりやすく伝えられるよう現在パッシブハウス認定へ向けモデルハウスを建築しています。
OPEN後はそこで建築に限らず各種セミナーやイベントをしたいと考えています。
誰かの何かの活動の傍にパッシブハウスがあることで、また違う何かを生み出しそうな気がしています!
その際は是非お気軽にお越しください♪興味本位で全然OKです!
アワード発表のあとは、既に住まわれているパッシブハウスのオーナーさん3組が登壇されトークセッションが行われました。パッシブハウスにした経緯や、実際に住まわれての感想等、生の声を忖度なしで話されていました。
特に印象深かったのは外国人オーナさん。ご自身の考えや主張をしっかりと言葉にされていて、(#日本語もバッチリ!)
みんなではないですが、この自己主張の解像度みたいなものに、国レベルの差を感じました。私も少しですが仕事で海外生活があるのでその時を思い出すような瞬間でもありました。
総じて、パッシブハウスに不満はないとのこと。強いて言えば旅行先での宿泊が不快(笑)みたいなことは言われていました。仮にあったとしてもなかなかあの場で不満を言うのは難しいだろうとは思いますが、聞いている限り本心で話されている印象でした。
その後も健康に関することで、TVでもおなじみの内科医の石原新菜先生や理学療法士の伊藤彰浩さん、森みわ代表理事でのパネルディスカッションで、建築学だけでなく医学についての学びもあり、建築と健康のつながりや可能性を再確認できる機会でもありました。
また、会場ではキーワードとして「PRICELESS」というキーワードも出ていました。
物価の高騰で今まで以上に価格設定が難しい中、パッシブハウスもしくはそのレベルの家づくりをする際「コストの壁」があるのは紛れもない事実です。
この壁を超える価値が本質的にあることと、目先ではなく未来へつなげていく、人生という未来尺度で考えた数字の話しも、しっかりと真摯に正確に伝えていく力が、本当に必要だと思います。その為にも学ぶ姿勢は常に忘れずにいたいですね。
そんな感じで、大会は終了し懇親会へ。普段会いたくてもなかなか会えない、もはやレジェンド?的な方々にもお会いすることができ、さらなる刺激を頂きました!
締めの挨拶はいつもお世話になっているPHJ理事のアーキテクト工房Pure高岡さん。
翌日はそのまま東京に残り、同じ中国支部の福本さんと東北支部の菊田さんの分科会に参加。「伝える」ということの実践的な内容で、自社の取り組みにも活かせるヒントがたくさんありました。福本さんとは同じ地域としてパッシブハウスや本物の高性能な家づくりを一緒に盛り上げていければと本当に思います!
こうして盛りだくさんの濃い2日間も終了。来年も参加できるよう挑戦し続けたいと思います!
みなさん、ありがとうございました!
さて、今日は月曜日ですね。今週も頑張っていきましょう!
素敵な一日を!