スタッフブログ

2025.04.15

バウムスタイルアーキテクトさん視察

おはようございます!

慌ただしく過ぎる日々の中で、ふと立ち止まる瞬間って往々にして綺麗な景色や物を見た時、例えば空を見上げた時ってことありません?綺麗な夕日だったり、なんか変わった形の雲だったり、なんだか家づくりにも通ずるものがあるな。そんなことをふと思ったポエマー中桐です(笑)

 

さて、そんな話も少し前振りになりますが、そのふと思わず立ち止まってしまう場所を綺麗につくられているバウムスタイルアーキテクト藤原さんが設計されたお家の見学会へ、このブログではおなじみの「釿始」のメンバーと先日行ってきました。

これまで、県外での視察や交流が多く地元岡山で同業他社さんの視察というのは、ほとんどなかったので新鮮に感じました。県内外含め16名という大人数でお邪魔したので、藤原さんも「こんな人数での視察は初めてです…(笑)」と困惑ぎみ。ということで今回はご紹介も兼ねて写真多めです!

杉板の外観を横目にスロープを使った玄関アプローチ。そこに敷いてある焼き物のようなタイルも鈍い色合いで渋い。傍らに添えられた、かわいくも存在感のある植栽。個々がバランスよく個々を引き立たせています。

一言でいうと「いい感じ」です。

その隣にあるカーポートも既製品ではなく、鉄骨と木で建物の雰囲気を損なわないように配慮されています。

中に入ると、樹種の違う木を、それぞれに意味を持たせながら設えてありました。

内部もさりげない気配りや演出が細やかに施されていました。例えば、出窓があり、そこに腰掛けられるようになっているのですが、↓写真のように膝裏が当たる角を落としています。

これだけなら普通にしたりしますが、座らないであろう両端だけは角を落とさず残してあります。

また、廊下の手摺には滑らないように紐を手作業で廻してあります。こういった既製品はないので造作です。

この辺りさりげない気配りもデザインの一つだと思います。

藤原さんの家に対する思いがそこかしこにしっかりと表れています。トップライトでの飛び道具のような演出も程よく空間に馴染んでおり、違和感はありません。設計者とつくり手、お施主様の思いをつなぐ管にしっかりと血が通い、家自体が生きている。そんな感じです。

だからこそ心地よい居場所となり、見学後懇親会があったのですが「懇親会、ここでしたくなるね」という言葉が口々に実務者からこぼれます。(#実際にはお客様のお家なのでありえませんが、それぐらい長居したくなる空間ということです)

有名な荻野景観設計の荻野さん施工の中庭がいつもながら素敵で、「家」と「庭」を心地よく結んでいました。

今回、また良い縁を頂いたので、今後とも交流を続け同郷の者として共によいよい家づくりを広めていければと考えています。藤原さん、今後ともよろしくお願いします。今度はぜひ弊社の見学会にいらしてください♪

余談ですが、このような同じ岡山での同業他社の話しを自社のブログで書くということについて、賛否ある方もいらっしゃるかもしれませんが、私の思いとしては、よい家づくりをされている会社さんはもっと世に知られるべきですし、私に限らず皆に紹介されて然るべきだと考えています。このブログにそれほど発信力はありませんが、より多くの方に知って頂くキッカケの一つになればと思います。今後も県内での視察や見学会があった場合は、しっかり自分の言葉で伝えていきます!(#もちろん自社のことも)

そして、どちらかというとご紹介からお仕事を頂くことが多い弊社ですが、もっと「この人を紹介したい→この会社を紹介したい!」とお施主様はもちろん、同業者からも思ってもらえるような人や企業へ成長していきたいと思います。

もちろんビジネスなので難しい所があるのは重々承知していますが、例えば「このお客さんが言われている家は、○○さんの所が合っているよね、繋ぎます。」とか逆も然りで、「言われているこの感じは中桐さんの所がいいんじゃない」と言ってもらえるような。弱肉強食の厳しい現実の世界でそんな甘いことを言って…と思われる方もいらっしゃるでしょう。

ただ、これからのいい家づくりや暮らし、もっとその先を考えた場合、企業として遺っていく、よりよき物をつくり続ける為には、こういう思考も必要ではないかと感じています。一人勝ち!万歳!ではなく共存共栄、みんなで生きていくという姿勢です。

いつも最後話が難しくなりますね…気をつけます(笑)

そんな、学びある一日でした。

 

最後にだいぶ先が見えてきたので少し宣伝!

弊社次期モデルハウス「GMZパッシブハウス(仮)」は6月公開予定です!お楽しみに♪

それでは、素敵な一日を!